うつ症状の時に考えていること

双極性障害

最近も2週間ほどうつ状態になり、辛い思いをしました。うつ状態になるとベッドで一日中横になり、考え事で頭の中がいっぱいになります。今回はそんなうつ症状が出た時に、どんなことを考えているのかお伝えしようと思います!

考え事① どういう状態が本当の自分か

うつ症状が出た時は、直前に軽躁の症状が出ていなかったか振り返るようにしています。双極性障害の性質上、躁状態の後にうつ症状を迎えるからです。自分の軽躁の症状には、お金の浪費や万能感を感じるといったことが挙げられます。普段から軽躁状態になっていないか気にはしていますが、軽躁状態になっている時に自覚することはなかなか難しいです。いつもうつ症状が出た時に振り返って気付きます。

明らかな軽躁状態に心当たりがあると腑に落ちるのですが、たまに振り返っても軽躁状態に心当たりがないことがあります。「少し多弁だったかな?」「少しテンション高かったかな?」と軽躁状態を粗探しすると、「軽躁状態でもなく、うつ状態でもない自分ってどんな状態なんだろう」「本来の自分の状態が分からない」といった考えが永遠と頭の中を巡ります。

今後の課題でもありますが、双極性障害において寛解状態で調子がいい時と軽躁状態を区別するための基準を持っておくことが大切だと思います。

考え事② 仕事復帰できる気がしない

仕事を辞めてから約10ヶ月ほど経ちますが、未だにうつ症状が出ます。うつ症状が出る頻度は少なくなっているので少しずつ前に進んではいますが、うつ症状が出る度に仕事復帰できるのか不安になります。

今は傷病手当で生活をしているので経済的に問題はないのですが、いつかは手当ももらえなくなるので生活のために仕事復帰しなければいけません。次に勤める会社に対して病気のことをオープンにするかどうかや、雇用形態も障害者雇用にするか一般雇用にするかなども迷っています。こういった仕事復帰に対する不安や迷いで頭の中がいっぱいになります。うつ状態の時は、仕事のことを考えない方がいいとは分かっていますが、、、。

考え事③ 過去の失敗が蘇る

うつ状態でネガティブになることで、過去の失敗が蘇ります。蘇る過去の失敗は、仕事の失敗や対人関係の失敗など様々です。時間がかなり経過した失敗も蘇ってしまいます。

人生において前向きな失敗もあると思いますが、うつ状態になると失敗をマイナスにしか捉えることができず、「自分はダメな人間だ」という考えが止まりません。忘れていた過去の失敗を思い出すことは、かなり辛いものがあります。

考え事④ いつ死んでもいいや

うつ状態の自分を俯瞰してみると、「仕事もせずにずっと横になっている自分に価値などあるのかな」といった無価値感を感じ生きる気力がなくなります。「死にたい」というよりは、「生きる意味が分からない」といった感覚になります。

前述でもあったように、今後の仕事の不安や過去の失敗などで頭がいっぱいになると無価値感が増し、うつ症状を抜け出せる気が全くしなくなります。無価値感を感じることがうつ状態において1番辛いです。

ネガティブな考えは、病気のせいにする!!

双極性障害は、自殺率の高い病気です。自分の命を守るためにもうつ状態になった時に言い聞かせてることがあります。それは、「ネガティブな考えは全部病気のせい!必ずいつかはうつから抜け出せる!」といった言葉です。うつ状態の時にネガティブなことを考えないようにする事は難しいので、辛いですけど思い浮かんだ考えはありのままに受け止め、病気の症状の一部と自覚することにしています。そして、時間が経てばうつ状態から抜け出せることも分かっているので、根気よく体調が良くなるのを焦らず待つようにしています。

いつかは症状をしっかりコントロールして寛解状態が続くように、今後も病気と向き合っていきたいと思います!

皆さんも一緒に幸せになる為に、今日も生きていきましょう!

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